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"十黒まん点・" ?

食前30・マンナンピザ

開発者 和田緑の思い

厳しかった父

何にでも好奇心旺盛の頃の家族写真
何にでも好奇心旺盛の頃の家族写真
 農業や食育、環境問題、気象学にえらく研究心旺盛な父の影響か、私は小さい頃から「モノ作り」が大好きで、いつも兄弟や親類から「父にそっくり!」と事を起こす度に笑われていました。
父は「人の為にならんとダメ!」と常に実践しエピソードの多い人でした。
父と兄はある時、食物の消化酵素、ジャスターゼ等について激しく口論していました。小学生だった私は何の事だか分からず、ただ傍らで二人の会話を聞いていました。中学生だった兄も後に父の言っていることが理解できたようです。

軍隊の衛生兵だった頃の父
軍隊の衛生兵だった頃の父
 また、軍隊で衛生兵だった父は、「朝飯は喰わんといかん!」と、いつも朝食の大切さを言って厳しく育ててくれました。学校に行ってもイライラして集中力は出らん、落ち着きのない子になると私たちに、「朝食の大切さ」を厳しく教えてくれました。ほかに兄への教訓の中での交感神経、副交感神経等々・・・・医学用語を交えた話は、子どもの私には難しくチンプンカンプンで理解できませんでした。

私の思い

障害児を授かり、子どもの「笑顔」に励まされ、ショックから立ち上りかけ、抜け落ちた髪も生え揃った頃
障害児を授かり、子どもの「笑顔」に励まされ、
ショックから立ち上りかけ、抜け落ちた髪も
生え揃った頃
 私が結婚して始めて授かった子供は仮死状態で生まれ、ダウン症候群と言う重い障害を背負った女の子でした。大変な衝撃を受け、現実を受け止められず取り乱しショックから髪の毛が半分ほど抜け落ちてしまいました。日々生きていく事の重圧に耐え、慣らされていくうちに、父を見習い、この子(障害児)の為に「良い知恵」を出しながら共に歩いていければ、人生を乗り越えられるかもしれないと思うようになり、子供の穏やかな笑顔の中から少しずつ生きるエネルギーを貰ったように感じました。
子どもを通して学んだ事は、総幸福度世界一(GDH)のブータン国のように経済的にはあまり恵まれなくても、お互いに助け合い、分かち合う精神の豊かさを思う時、今の自分に出来る事は何かと強く感じました。
それ以降、知識も肩書きもなく、経済的にも厳しい自分が楽しく取り組める事は何かと自問自答しながら、行き着くところ「人に良いものを作る事」だと思い、色々な所で、専門分野の方々や知人友人のお知恵やご支援、ご指導を頂きながら多くの事を学び、心強い協力者にも恵まれ、お陰様で今日まで来ることが出来ました。

お陰様で下の子も授かり、祖母と神社参りの家族です
お陰様で下の子も授かり、祖母と神社参りの
家族です
 その様な中、私の身の丈に応じた活動は何が出来るのかと考えた時、主婦であり、母親である経験を生かした「もの作り」が自分らしい生き方ではないかと考えました。
近年、子ども達が置かれている社会の現状を知れば知るほど、改めて驚くことばかりです。年を追うごとに、先生達の「叫び」子ども達の「悲鳴」が聞こえ胸が痛みます。
先生達は転勤の度に子供達の状況がひどくなっている、今の子供達を見ていると、日本の将来はどうなるのかと思うと心配との事でした。
さらに、いつ学級崩壊が起きてもおかしくない厳しい現実があると各方面から聞き、どうなるものかと私なりに悩みました。
江戸時代の観相学者、水野南北は、『食が開運の秘訣である』と唱え、自ら実行しユニークな人生を送られた方ですが、私はこの教えを自分なりに分析してみました。これが現代社会に的を得たものであり、これがの活動の指針となっています。
 このような事もあって、私なりに色々と、勉強していくうちに「食」の大切さを学び、食事は生活の全てであると確信しました。

食への課題

噛む機能が大きく退化している現代「噛む」事の重要性、一日のスタートである「朝食」の大切さ、継続可能な無理のない多種目の栄養摂取。咀しゃく力強化と習慣化による免疫力アップ、脳の活性化、物事への集中力や、感謝の心が生まれる等々、人として生きていく上で大切な事です。
忙しく働いているお母さんや、将来を担う若者、一人暮らしのお年寄りの方々が朝食を作るのに時間がない、イヤだと思った時などに補う食事としても便利で、同時に日頃摂りにくい多種目の栄養も摂れ、ムリ、ムダのない経済的な代用食、非常食としても親しみやすく手軽に摂り続けられる団子や餅のスタイルにすることで、少量で満腹感があり、飢餓民族の日本人に相応しい、携帯にも便利で合理的な食品形態にしました。
母親は子どもが人参嫌いで何とかして食べさせたいと思う時、すりおろして分からないようにしてでも食べさせる工夫をします。その様な考えから、素材の消化吸収も考え素朴な飾り付けで、心が伝わる物をより多くの方々に提供したいと考えました。
家庭では作るのが困難で材料を揃えるだけでも大変な物を、手間ひまを惜しまず、手作りが教える命の重みを大切にしたいと考え、九州熊本が誇れる自然の恵みを利用して、心の原点、食の原点である「ふる里」食品を多くの方々に伝え提供することに力点を置きました。

私の願い

「弱者が輝いてこそ、真の発展があり、自分達も輝ける」「弱者は人のやさしさを知らせる為に生まれてきた」を基本理念に、子育て支援、弱者(高齢者を含む)の雇用の拡大、地域の活性化、健康維持支援など何らかの形でお役に立てればと願い、次の世代に良い伝承ができるよう、小さない小さな歩みを続けております。
誰でも、いつ弱者の立場になるか分かりません、また、人は必ず年を取ります。その様な時、社会の温かさ、思いやりの心、心ある受け入れの場があれば、何と素晴らしい事でしょうか。
今、私たちは賛同してくれる仲間達と共に、買う人も売る人もお互いに、買って良かった!売って良かった!と感謝の気持ちが生まれる商品づくりに日々懸命に取り組んでおります。今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。